Monday, April 2, 2012

Saturday, January 28, 2012

著者の序


著者の序
慈悲遍く慈悲深きアッラーの御名において
称えあれ、アッラー、万世の主。主を畏れる者には良き報いがあり、懲罰は不正を犯した者にのみ下される。ここに私は証言する。アッラーの他に神はなく、彼こそ比類なき明白な真の王であると。
また私は証言する。ムハンマドはアッラーの僕、使徒、預言者の封印にして主を畏れる者の導き手であると。ムハンマドとその一統および教友たち(直弟子)、また、最後の審判の日に至るまで最善を尽くして彼らに付き従う者たちにアッラーの祝福のあらんことを。
至高なるアッラーはその使徒ムハンマドに導きと真の教えを授け、彼を万世への慈悲、生きる者の範、人類すべてに対する(アッラーの)証しとして遣わされた。
アッラーは、ムハンマドと彼に下されたクルアーンと英知を通じ、真の信条、正しい行為、優れた徳性、高貴な礼節など宗教的事柄と現世的事柄における人類の向上と風紀の改善に役立つすべてのことを示し給うた。
アッラーの使徒は彼のウンマ(宗教共同体)を、夜もなお昼のように輝く真理の地平に導いて逝ったのであり、それを離れる者は、ただ滅びの道を行くのみ[i]。
ムハンマドのウンマはこの道を歩む。それはアッラーとその使徒の呼びかけに応えた最良の人々、すなわち教友たち、彼らに倣った者たち(使徒の孫弟子たち)、そして最善を尽くして彼らに従い、使徒のシャリーア(聖法)を行い、信条、勤行、徳性、礼節のすべてにおいて使徒のスンナ(慣行)を堅く遵法した人々である。
彼らは、至高なるアッラーの命が下る時まで、真理の上に留まり続け、勝利の宗派となり、離反する者には彼らを害することはできない[ii]。我々もまた、-アッラーにこそ称えあれ-、先人たちに従い、クルアーンとスンナに守られた彼らの生き方を範として正しく導かれているのである。アッラーの御恵みについて語り、すべての信徒の行うべきことを宣べ伝えつつ、我々はこれを宣言する。
至高なるアッラーよ、現世でも来世でも確かな言葉で語れるよう我ら同胞ムスリムを支え、我らに慈悲を垂れ給え。まことにアッラーは惜しみなく給う御方。
我々の信条、すなわちスンナ派の信条を纏めようと私が思い立ったのは、これに関しては主題の重要性にも拘わらず人々の間に意見の相違があったからである。
スンナ派の信条とは、アッラーと、その天使たち、諸啓典、諸使徒、最後の審判、良運と悪運の定命の信仰をいう。
至高なるアッラーよ、この小著をあなたの御顔だけを念じて纏めたものとし、あなたの御心に適い、人々を益するものとなし給え。

Sunday, October 30, 2011

Tuesday, August 16, 2011

Makkah